アルミの合金の種類(合金呼称、材料特性の概要、使用例)について
アルミの合金の種類 | 合金呼称、材料特性の概要、使用例 |
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1000番系 | A1050、A1070、A1100 純アルミニウム、表面処理性、耐食性に優れる、熱伝導率が高く照明器具やタンク素材としての使用率が高い 反射板・照明器具・装飾品・溶接棒・化学工業タンク・電線等の導電材、台所用品・冷却フィン・キャップ・印刷板・建材・電気器具・各種容器 |
2000番系 | A2011、A2017、A2024 強度が高く、快削材で加工がしやすく構造用材として使用されるシャフト・光学部品・ネジ類、航空機部品・油圧部品、航空機部品・スピンドル・ボルト材 特にA2017はジェラルミンと言われアタッシュケース等の素材として使用されています |
5000番系 | A5052、A5056、A5083 代表的な合金、加工性に優れ、アルマイト性も良好 一般工作材料・一般機械材料、一般板金・アルミ船舶・車両・建築材、光学機器・通信機器部品・ファスナー、船舶・車両・低温タンク・圧力容器 |
6000番系 | A6061、A6063、A6N01 代表的な押出合金、複雑な断面形状の型材が得られる。コストも他材料より安価であり表面処理をして様々な用途で使用される 船舶・車両・陸上構造物・機械材料、サッシ・建築材・ガードレール・車両、家具・電化製品・装飾品 |
7000番系 | A7003、A7075、A7N01 アルミニウム合金中最高強度を有するが、耐食性が劣る 航空機部品・スポーツ用品、スキー板・ストック等々 |