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押出成形用語集

ソリッド

中空のない断面形状の押出材のこと。

ホロー

中空のある断面形状の押出材のこと。

金型

製品を生産するための金属の型のこと。(ダイスとも言う)

押出

加熱しながら押出し機を用いて任意の金型に向かって強い圧力をかけてビレット(素材)を押し出すことで製品を作ること。

引抜

加熱することなく金型を通して素材を引き抜き出すことで製品を作ること。

表面処理

強度や耐久性を高めるために、材料の表面に施すこと。

オス型

ホロー形材の内側を構成する部分のこと。

メス型

ホロー形材の外側を構成する部分のこと。

ビレット

アルミの押出型材を製造するために必要なアルミの塊のこと。

ストレッチ矯正

押し出した型材が冷える間に生じるねじれや歪みに対し、引っ張ることでまっすぐに矯正すること。

熱処理

型材の強度や硬さを高めるため、約200℃で約2時間熱処理(焼き戻し)を行うこと。

アルマイト処理

アルミニウムの表面を陽極として水で電解処理し、強制的に表面に分厚い酸化被膜を作る表面処理のこと。

センターピース

中空部分を形成する金型の部分のこと。

再結晶化

合成または抽出などによって得られた粗結晶(純度の低い結晶)をより良質で不純物の少ない結晶へと成長させるための操作のこと。

加工硬化

金属に応力を与えると塑性変形によって硬さが増す現象のこと。(ひずみ硬化ともいう)

熱間押出

熱間加工の一種で、材料が再結晶化する温度より高い温度を保って加工硬化を防ぎ、材料が金型を通りやすくする技法のこと。

液圧式プレス機

金属などの被加工材を金型の間に挟みこみ、強い力を伴った上下動により被加工材を金型表面に押し付けて、金型と同じ形状を作りだすこと。

冷間押出

常温かそれに近い温度で行う押出し成形法のこと。素材が常温付近のまま押出しを行うため素材を加熱しないので素材の強度低下を防げることや熱による膨張がなく、酸化しにくく、高温で脆弱となる素材に適していることなどが利点。

ウェルドライン

アルミがダイスの中で合流し溶着した際に現れる圧着線ホローダイを用いた押出材には必ず現れるもの。

ベアリング

ダイスの製品出口部を形成する通路部分のこと。

ダイライン(表面の筋)

押出材独自の特徴で、押出材をよく見ると押し出された方向に薄い筋が見える。その筋のこと。

チョーク

開口部から絞る様な傾斜をベアリングに施すことで、アルミとダイスの間に摩擦を生じさせ、メタルフローを遅くしていること。

リリーフ

開口部から広げる様な傾斜をベアリングに施すことで、アルミとダイスの間に摩擦を無くし、メタルフローを速くしていること。

展延性

固体の物質の力学的特性(塑性)の一種。素材が破断せずに柔軟に変形する限界を示すこと。

直接押出法

ステムの進む方向の前方に材料を押出す工法で、ところてんと同一の構造をもつ最もシンプルな押出法のこと。

間接押出法

ステムの先端にダイスが取り付けられており、ステムの押しこみ方法と製品の突出方向がちょうど逆向きとなる。素材と機械との間に摩擦力を生じないので、直接押出に比べて、より低い素材温度、小さい押し出し力で稼働でき、安定した品質の製品を生産することが可能になる。

温間押出

424℃から975℃で行う押出加工のこと。押し出しに必要な力や材料の展延性により、常温より高い温度かつ材料が再結晶化しない程度の温度で使う。

静水圧押出加工

ビレットと機械の間に圧力媒体をおくことにより摩擦をなくし、スムーズに押出すことができる工法のこと。摩擦熱の発生がないため、低温での押出しを行うことができる反面、漏出なども含め圧力媒体のコンディションに注意が必要。

ラム(スライド)

コンテナの中に入っている材料の塊ビレットのこと。

陽極酸化処理

人工的にアルミニウム表面に分厚い酸化アルミニウム被膜を作る事によって、アルミニウムの耐食性、耐摩耗性の向上、および、装飾その他の機能の付加を目的として行なわれる。アルマイト処理ともいう。

定速押出

ラムまたはピストンでコンテナ内の液体を加圧すること。

VA

既存製品の価値を向上させるため、製品機能の向上ならびにコスト削減を図ること。

VE

製品開発段階で製品やサービスの価値を向上させるため、製品機能の向上ならびにコスト削減を図ること。

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